東京旅行

 9月半ばに行ってきた東京旅行の備忘録です。

 主に行ったのは、ナムさんが行っていた国立近代美術館、ヒョンジンさんが行っていたSOMPO美術館と新宿御苑です。SEVENTEENが行っていた渋谷あたりも行きたかったのだけど、時間がなくて行けなかったのでリベンジしたい。

 もともとはそんなに行くつもりはなくて、行かない前提で無い計画を立てていたら、あまりにウキウキしてしまって、しかもお二人とも特別展に行っていらっしゃったので(常設展も行ったみたいですが)、これを逃したら二度と同じ景色は見られないんだと思ったらもう行くしかなかった。思ったより台風が直撃する日程になって、帰りの高速バスが最寄り駅にたどり着くまで、帰れるかが心配で精神衛生に悪かったのはよろしくなかったけど、なんとか生還したのでこうやって文章を書いています。次はもっと安全で安心な旅にします。

 ひとつめ、ナムさんが行っていた国立近代美術館のリヒター展。東京に降り立つのが記憶上初めての私、東京へ抱いているぼんやりとした憧れと相まって、東京駅の表示を見てテンションが上がる。糖分を取って美術館までは歩きました。みなさまの足跡を辿りには来たけれど、作品は作品で楽しみたいと思っていたので、工夫された配置によって(意図的に順路が設定されていませんでした)満足するまで見ることができて良かったです。リヒターは、名前は知っていたけれど、例えば私が足を運べる範囲で特別展をやっていたとして行かない可能性が高かったアーティストで、いつも新しいことを知るきっかけになってくれるナムさんがありがたいです。

3月 cr.自分

 途中で、あこれナムさんがあげてたやつだ!などもやりながら…、例えばこれはナムさんの投稿で見た時は水色が綺麗だな~と思っていたのですが、実際に見てみると赤い線が血のようにも見えて、ナムさんはこれを見て何を思ったのかな~などと思いました。(やりがち?)

ビルケナウ cr.美術手帖

数日前にリヒター展についての日経新聞の記事を読んでいて、そこで取り上げられていた「ビルケナウ」についての抜粋。「『見る』行為につきまとう暴力性から、リヒターの抽象画は写真を覆い隠し、守る。そして写真やホロコーストという主題に対する安易な解釈を退け、考え続けることを促す。」ビルケナウとは、アウシュビッツ内で隠し撮りされた写真の上に絵の具が塗られている作品で、上の記事の通りに「見る」ことの暴力性に対しての問いかけを発している作品です。私に、アイドルを推している以上避けられない「見る」視線についての葛藤がずっとあるというのもあって特に印象に残った作品でした。特別展以外にも常設展もあって、Googleの記録を見ると3時間以上いたらしい。売ってたポストカードのサイズもいろいろあっておもしろかったです。

 ふたつめ、ヒョンジンさんが写真を撮りまくり、リノさんがプリンを食べていた新宿御苑に行きました。行く前にリノさんがプリンを買っていた4/4 SEASONS COFFEEでプリンを入手しました。行くまでは雨の予報だったので、雨の新宿御苑なんて言の葉の庭じゃないですか!と思っていたんですが、行ったときには雨が上がっていて、それはそれで緑が鮮やかでした。プリンも美味しかった🍮。

自然を満喫するヒョンジンさん。7月終わり頃なのでたぶんめちゃくちゃ暑い。

陽が差すこともありました。私は青紅葉も好き。

本当はSOMPO美術館から新宿御苑まで歩いたヒョンジンさんみたいにSOMPO美術館まで歩きたかったのですが、高速バスと近代美術館の疲れが案外ひどくて、結局地下鉄に乗っちゃいました。いつか歩きたいなぁ。

この絵好きだった。

 みっつめ。SOMPO美術館。やってたのは「印象派からエコール・ド・パリへ スイス プチ・パレ美術館展」です。展示は3階に渡り年代順に並べてあって、流れをつかむのにも良かった。いちばん最初の階は主に点描があって、特にポスターにもなってる↑の絵が好きでした。「休暇中の宿題」という絵なんですが、向かって左側に描いてある陽の光が午後の強い光だなぁと思って、天気のいい日ならいつでも見れそうな身近さが好きでした。キュビスムとかフォービスムのゾーンから感じるオーラが強烈だったし、ゴッホのひまわりも見れて良かった。写真では分かりにくい細かな絵の具の盛り上がりなどが余すところなく見れました。いつかひまわりが一堂に会するところを見てみたいなぁ(1度機会を逃している人)。前にも書きましたが、点描がとても好きです。IN THE SOOPで点描画を描くナムさんに、「点描画が一番好きなんです」と言ったテヒョンさんのことを今突然思い出しています。お元気でしょうか。美術館の休憩スペースでしばらく足を休め、新宿駅周辺をぶらぶらしようと向かいます。

 その他、夜。夕食は、親からおすすめされたオムライス屋さんに行き、新宿マルイの中を雑貨さんを探して彷徨ったり、ブックオフを見つけて入ったりしつつ、時々名前を聞く「バスタ新宿」に少しテンションが上がりつつ、最後は夜行バスに乗って帰りました。新宿への憧れをより強いものにして、東京旅行終了です。これを書いてるうちに、SEVENTEENさんが日本にいらっしゃり、いろんなところに行っていらしたのでまた近いうちに東京に行きたくなっている。

東京旅行、まさにこんな気持ちだった。

 

編集後記?のようなもの:できるだけ荷物を少なくしようとして、ちょうど読んでいた二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』(分厚い文庫本)を持っていたからか、カメラロールを見返すとちょこちょこ気になった本を調べた画面のスクショがあって、ああこんなことも……となっていた。自分の足取りを追うのも時々楽しいです。