土砂降りの夕方だった

 何もしたくないので日記を書いています。日中は暑いのに夜の風は涼しくて、秋が来ることをひしひしと感じて、時の流れの速さにお腹が痛くなっている。

 

 最近の日記をいくつか。

 ひとつめ。お友だちとカラオケに行きました。結局7時間以上休みなしで交互に歌ってたのを思い出して、自分たちの体力に拍手を送りたい。歌ってる自分が楽しかったらよし!を合言葉に各自歌いたい曲を自由に入れてた。歌った中で特に覚えてるのはStray KidsのMANIACとRed VelvetのQueendomです。言葉の響きだけで強くなれるとはこのことだという気がした。でも私は弱いままで許されたくもあります。そういえばXGMASCARAも入ってて、本人映像だったのでかっこいいJURINさんが拝めて嬉しかったです。This is my party I can cry when I want toだけしっかりと歌いました(それしか歌えなかったとも言いますが)。それから、最近平家物語のアニメを少しずつ見ていて、羊文学の光るときの「何回だって言うよ、世界は美しいよ 君がそれを諦めないからだよ (中略)君のまま光ってゆけよ」がとっても歌いたかったから、それも歌えてよかったです。

youtu.be

 ふたつめ。時たま会って本を貸したり借りたりするお友だちがいるのですが、本当に久しぶりに長々とおしゃべりして、ひとことで言うととっても楽しかった。まだ結論が出ていないことを、結論が出ていないままで伝えられることとか、伝える言葉に対する解像度がある程度保障されている安心感とか、中高生の私のことも知られていることとか、他のもろもろもまとめて人と喋るっていいな、になっていた。専門は私と違うので、普段私があまり情報をキャッチできない分野との架け橋になってくれる面もあってありがたい。

 みっつめ。美術館に行きました。ひとりとお友だちと一か所ずつ。夏の間に行きたい特別展がまだいくつかあるのでフットワークをもう少し軽くする必要がありそう。フェルメール展は修復された《窓辺で手紙を読む女》がメインの展示で、修復前の絵の説明にあった「キューピットが出現する前の壁は見る人が自由に描くキャンバスでした(少しうろ覚えですが)」みたいな記述をいいな~と思って修復前後どちらものポストカードを買いました。大学生になって、美術館に以前よりもよく行くようになってからポストカードの収集癖が加速している気がします。酒井駒子さんの「みみをすますように」展は結構終わりかけに行ったので、おそらく人気のポストカードがいくつか売り切れていて残念だったのだけど、一枚お気に入りを手に入れられて嬉しかった。『ビロードのうさぎ』という絵本についての展示の中の、ぬいぐるみと一緒に布団の中にいる子どもだったり、庭にある茂みの中にいる子どもだったりを描いた絵が秘密基地のようで好きでした。それから、猫のふわふわ具合も可愛かった。展示方法も壁掛けだけじゃなくていろいろ工夫されていて面白かったです。

 よっつめ(今回はいっぱいありますね)。やっぱり本を読んでいます。最近読んだ中でのお気に入りは荒井祐樹さんの『まとまらない言葉を生きる』です。感想はTwitterにも書いたのだけど、少しだけ整理してみると……
まず、何らかの言葉や表現に対する違和感が丁寧に説明されていて、一文一文積み上げられたのが見えるような本でした。私ははっきりと問題提起をできないことに罪悪感を抱くことも、はっきりした言葉にも好きな言葉はあるけれど、はっきりと分かりやすいことだけがいいのではないと思えた(言うまでもなく、ある問題に対してその問題点をはっきりと説明できることは重要だけれど)。そして、終章の小見出しにもなっていたけれど、私はやはり言葉を諦めたくないと思った。他人を排除する言葉は溢れているし、明確な言葉で説明しないと問題が明らかにならないことがある一方で、はっきりするとこぼれ落ちてしまうものことがあるし、言葉以外の表現手段が欲しいと思ったことが何度もあるけれど、私自身がいつも言葉に心を揺り動かされて、救われて、息ができると感じているからこそ、他人を踏むような言葉や社会を私が進んでほしくないような方向に進めるような言葉を避けつつ、積み上げていくという過程を大事にしたいと思いました。

 最近の日記終わり!です。少しだけ聴いてほしい話があるとしたら、先日自分の不注意により、ライブのFC先行のためにFCに入るも、先行のための条件を満たせずにただFCに入った子を爆誕させていたという話ですが、時が少し傷を癒してくれた気がします。。。でも辛い……私のアイドル初ライブはいつに……。

 夏の暑さは嫌いだけど時間は経ってほしくないから、最近は少し여름님 가지마세요..の気持ちでいます。ここまでただひたすら私の話を読んでくださった方ありがとうございました。